Dorico(楽譜作成ソフトウェア)が便利

オーケストレーションの勉強を始め、一作品ある程度仕上がった所で、改めて楽譜作成ソフトウェアを調べてみた。

プロ用ソフトウェアではfinale、Sibelius 、フリーウェアではMuseScoreあたりが有名ですが、割と最近登場したDoricoが気になり体験版を使ってみたところ、コレが結構良かったです。もう買うならコレと思ったので、ポイントをいくつか紹介します。

※楽譜作成ソフトを使い慣れているわけではないので、あまり使ってこなかった/普段はDAWを使ってる目線からのコメントです。

表示がちゃんと綺麗・手間がかからない

MuseScoreを使ってみていたところからの感想ですが、ある程度綺麗な状態まで到達するのがすごく速い。出版用の楽譜を作るレベルでどうかはわからないのですが、あんまり細かいことを気にしなくてもちゃんとしたのが出来る、という安心感があります。

内蔵音源がそこそこちゃんとしてる

楽譜作成だけなら気にしないかもしれませんが、作曲を意識して使う身としては、貧弱な音がするまま使うのは結構耐え難い。DoricoはSteinbergが開発していることもあり、Cubase譲りのオーケストラ音源もついていて、そのままでもある程度は納得して使えます。

再生用のページからは、「記譜した音符を維持したまま」再生タイミングの微調整なんかも行えます。楽譜を書きながら音楽としてブラッシュアップできる。

VSTi対応(本格的な音源もちゃんと使える)

そしてVSTiに対応しているので、自分でVST対応のソフトウェア音源を持っていればそれがそのまま使えます。

そして!

スタッカートやスラー、強弱記号などを、ソフトウェア音源のアーティキュレーションに対応させられます。

さらに!

付属の音源だけでなく、例えばSpitfireAudio BBCSOなどの音源に対応したテンプレートが用意されています。テンプレートを読み込めば、オーケストラスコアの準備と音源との接続までが自動的に行われていて、楽譜を書けば(アーティキュレーションも含めて)ちゃんと対応してくれます。こんな手厚いサポートがあったので、もう買うならDoricoと決めました。

DAWでキースイッチを書くよりも簡単なんじゃないかとも思います。

Vienna Ensemble Proも問題く使える

オーケストラ音源を使う上で、コンピュータへの負荷は見過ごせません。ですがVSTiが使えるので、Vienna Ensemble Proも同じように使えました。

音源はLAN経由で別のコンピュータに任せてもいいし、経験上、同じコンピュータ上でVEPサーバーを使っても負荷はだいぶ下がります。

さらに今ならセール中

9/23までSteinbergオンラインショップでサマーセールをやっており、Doricoが30%引きで買えるようになっています。

英語版のブログによると、Dorico 4が年内にリリースされ、このキャンペーン中以降にDoricoをアクティベートした人は誰でも無料アップグレードの対象になるそうです。

まだ体験版を試していますが、Amazonでも買えるようなので、近々購入する気満々です。買っちゃいました。

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