iLokとUSBハブの相性問題

様々な音制作用プラグイン等のライセンス管理に使われる「iLok」ですが、USBハブを介して使用する場合には、ハブとの相性を気にする必要があることがわかりました。

唐突な認識エラー

ある日、いつものようにiZotope RX7を使おうとすると、ライセンス認証画面が出てきました。「いやいやちゃんと認証してるのにおかしいな」と思いつつiLokを挿し直したりしても全然ダメ。

さすがに様子がおかしいとiLokライセンスマネージャーを起動してみるも、何度iLokを挿し直してもUSBキー自体をまるで認識しない。

この日初めて使ったUSBハブが不良品だったのか?とハブを外して試してみても、やはり回復しない。再起動して試してもダメで「まさかiLokの故障か?!」と焦りました。

一旦は回復するも・・・

念のため確認、とiLokライセンスマネージャーをアンインストール→再インストールすると、今度は無事に認識。やれやれとその日の作業を進めました。

けれどまた翌日、同じエラーが再発。なんなら別のMacでも再発し、これは何かあるなとエラーの切り分けを行いました。

原因はUSBハブ

実はこの時、iLokとeLicenserの2つを使う場面でUSB2口を塞いでしまうのは嫌だなぁ、と小型のUSBハブに付けっ放しにする方法を試していました。

認証に失敗した後、ハブを外してやり直してもダメだったので盲点でしたが、「一度そのハブでエラーを起こすと、以降はiLokライセンスマネージャーを再インストールするまで直らない」という奇妙な事態になっていたのでした。

こっちのUSBハブなら大丈夫でした

原因の切り分けが出来たものの、やっぱり小型のUSBハブを使った運用にはしたい、ということで、ダメ元で別の製品を試してみたところ、こちらは問題なく使えました。メインで使っている2台のMac、さらに間に別のハブを介している場合でも、今のところ問題は起きていません。

こちらが問題のあったハブとOKだったハブ

個体差もあるかもしれないので一概には言えませんが、ダメだったのは「タイムリー BLOCK3」という3ポートUSB2.0ハブ。ケーブルレスで良いかなと思ったんですが、iLok用途にはダメでした。

OKだったのは「サンワサプライ USB-2HC319」で、こちらはUSBが3ポートのほか、microSDのカードリーダー機能も持っているもの。こちらに変えてみたところ、今のところ全然エラーが出ていません。ケーブルが付いてはいるものの短いですし、本体に挿して収納もしやすいので、これなら良いかな、と考えています。

ライセンスキーを使うとUSBの端子が奪われてしまい面倒になりますが、かといってUSBハブを使う場合は相性問題があるよ、というお話でした。

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